I bought a book a week ago. I read it today.
この it は the book「その (同一) の本」を示す。これ簡単。
He has a dictionary. His sister has it, too.
これはちょっとオカシイ。お兄ちゃんの辞書そのものを妹も「持っている」ことになる。
正しくは、
He has a dictionary. His sister has one, too.
この文は、His sister has a dictionary, too. と書いてもいいんだけど、繰り返しを避けるために one を使ったもの。まとめると、
it ➡ "the+名詞":前出の名詞と「同一」の名詞。まさにそのもの。
one ➡ " a+名詞" :前出の名詞と「同種」の名詞。前のものとは別の「ある一つの名詞」。
次は that 。
The population of Japan is larger than that of France.
この文は、次のようにも言えます。
The population of Japan is larger than the population of France.
この population は2回目に登場してますが、the の意味がチョット違います。先頭の population を見てわかるように、"a+名詞" を受けて "the+名詞"
になったわけではありません。1回目に登場したときから、the がついています。これは、「一つしか存在しない名詞には不定冠詞 a はつけられず、常に the をつける。」というルールがあるから。 それぞれの国や市の「人口」は無数にあるけれど、of Japan
がつくことで「日本の人口」は変動することはあっても、ある時点では一つに決まります。
that ➡ "the+名詞":「1回目の the 」、一つしか存在しない名詞。it は " a+名詞"
を受けた「2回目の the 」。